RPMの講演会に行ってきました。

RPM本 れびゅー
RPM本
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たまたま誘っていただき、「RPM」なる講演会に行ってきました。
初耳な上に、内容もよくわからないまま申し込み(笑)

でも、行って良かったです!

初めて東田直樹さんのドキュメンタリーを観た時は、感動と衝撃を受けました。
ハジメへの対応の仕方も、変わりました。

それでも、
直樹さんのような事は、うちのハジメには絶対起きない。

と別世界の話と割り切っていました。

「RPM」って?

「RPM」=「Rapid Prompting Method」
直訳しても、さっぱりですが、内容紹介には

RPM(ラピッド・プロンプティング・メソッド)とは
著者のソマが独自に作り上げた、自閉症を持つ人への新たな教育方法です。それぞれの生徒が持つ自閉の特性を理解し、必要な援助を駆使しながら、彼らの持てる能力を高めていきます。大事なポイントは、学習を通して自己表出(ポインティング)が可能になることです。

書籍の内容紹介より引用

とあります。
講演は、講演者ご本人の重度のお子さんの例から、勧められてゆきました。

「(自閉症の子供に)年齢相応の学科を、教える。」

びっくりです。
にわかには信じられません。

訓練の仕方や様子などがプロジェクターに映し出されましたが、本当にすごい。
とても理にかなってシンプルだけれど、無精な私には、気の遠くなってしまうような訓練がなされていました。

RPMの世界では、誰もが東田直樹さんになれるのです。
※ただし、親の覚悟が必要。

自閉症でも、希望が持てた

ハジメは、中度知的障害を伴う自閉症ですが、人懐っこくて、”気持ちが落ち着いていれば”、マジメです。
私のやり方次第で、もっともっと豊かな人生が送れるのかもしれません。
そう思わせる説得力がありました。

まずは、「この子は、どうせ分かっていない」と言う、固定観念をまず捨てないとダメだと反省しました。

また、アイコンタクトを取らずに訓練が進んでいくことに、目から鱗でした。

アイコンタクトで興奮してしまう。
アイコンタクトのみに集中してしまい学習がおざなりになる。
という理由で、アイコンタクトなしです。

見てないようで見てる、聞いてないようで聞いてる…
自閉症あるあるです。
あるあるだと理解していたのに、アイコンコンタクト重視していたなんて。

学科を教える時は、親は正面ではなく右隣り。
その時その瞬間に開いているチャンネルを刺激して(聴覚・視覚・触覚)、トレー二ングを進めていきます。

話せない重度な子にどうやって?
と思いますが、始めはヒントだらけの2択。2択が問題なくできるようになれば、文字盤を指して回答します。

あと、私が共感を持てたのは、
学科を教え、知的レベルが上がることによって、コミュニケーションに変化がみられる
という事です。
RPMでは、コミュニケーション向上は目的でとせず、あくまでも学科を教えることを実践します。

今年度、ハジメを療育園に残留させるにあたり、まぁまぁな反対にあいました(←ハジメを療育園から出すべき)。
が、必死でこらえました。

小学校に向けて、とにかくスキルアップ!コミュニケーションはあとからついてくる。
と、心の中で必死で唱えていました。

少し意味は違うのかもしれないけれど、自分の選択が、あながち間違っていなかったと、少しほっとしました。

RPMで自閉症を理解する

RPMで自閉症を理解する

  • 作者:ソマ・ムコパディエイ
  • 出版社:エスコアール
  • 発売日: 2017-02-27

まずは、親がRPMのお勉強

残念ながら、講演会は、前半のRPMの大まかな紹介のみ参加で、実践の解説編(?)を聞くことが出来ませんでした。
ニコに体調が悪いと、幼稚園から連絡が来たので。

後ろ髪惹かれる思いで会場を後にして、ニコを迎えに行きました。

もっと詳しく知りたいと、本を購入しました。
字が多くて読むのは大変ですが、少しずつ勉強し、ハジメのスキルアップに役立ててみたいと思います。

歳相応の学科を教えるということは、親も教える内容を理解していないといけないんですよね…。
RPMのスキル取得もされことながら、こちらもハードルが高いです。

また、RPMについて理解した事を、UPしていきたいと思います。

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